趣意書≪理事長追悼事業資金へのご協力のお願い≫

20050616
                              静岡聖光学院同窓会 会長 木内隆行

 去る平成17年5月8日、ピエール・ロバート理事長がご逝去されました。これからも理事長のご活躍を望んでいたのに、誠に残念です。ご冥福をお祈り申し上げます。

 理事長の享年を聞き、すでに私達は、在学中校長として接していた理事長の年齢を超えていることを知りました。日本という異国に来られ、さらに赴任された横浜からも離れたこの静岡の地での、当時としてはめずらしい中高一貫教育の男子ミッションスクール設立を、今の私たちよりも若くして成し遂げられたことを思うと、改めて理事長の教育にかけるゆるぎなき信念、計り知れない情熱、バイタリティを再認識させられる思いです。

 開校後も、生徒一人一人の名前を覚える細やかな心遣いや、本学院のため、静岡の教育界のためにと、精力的に活動されたお姿は、同窓の皆様の胸に焼き付いていることと思います。その、正統で堅実な学問を追及するアカデミアたらんとする崇高な教育理念は、今も母校に脈々と受け継がれています。

 先の前夜祭、告別式には多くの会員の皆様が参列下さり、理事長との別れを惜しむとともに、建学の祖である理事長の志を残すために我々で何か出来ないか、という声が数多く寄せられています。記念碑を寄贈したらどうか、理事長の名を冠した基金を設立してはどうか、と具体的な提案も戴いています。

 基金となりますと運営組織の立ち上げ、規約等の制定など早急にとはまいりませんので留保させていただくとして、一周忌に向けて追悼事業への資金の協力をお願いすることにいたしました。


                              〜【理事長追悼事業】に続く〜

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